恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



まだ、機嫌が悪そう……




そんなことを考えていたら、いつの間にかわたしのそばまで来て、わたしの腕を取って無理立たせた。

そして、どこかに引っ張って行かれるわたし。



「ちょっ……待、……どこ行くの?」



「…………」



また、スルーですかい……



「離してよ!!」



と、言っても離してくれる訳もなく……わたしは部屋の奥にある、階段へ連れていかれた。



ここは、いつもどうなってるか気にはなっていたけど、誰も近寄ろうとはしなかったから聞くこともなかった。


でも……まさか行くことになるとは………



そう思いながら、煌くんに連れて行かれると階段の終わりに、扉があってそこの中に入れられた。



そこは、部屋みたいになっていて、ベッドやタンス、冷蔵庫などが置かれていた。




と、呑気に考えていたら、いきなりバンッ!!という音がして、いつの間にか煌くんと閉まった扉に挟まれていた。








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