恋する＊memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】

「き、煌……くん……？」



あまりの迫力に、言葉が切れる。



「………んなに…………やか…？」



「え……？」



「そんなに嫌かって聞いてんだよ!!!!」





な、なんで……そんなに………



「篤斗に探りもを入れるほどか!?」




探りって……そんなつもりなかったんだけど。

なんでそういう風に捉えるの？



「……探りとかそんなつもりない。
ただ理由が知りたかったの!!!」



わたしは、煌くんを見ながら答えた。



「俺に聞けばいいだろーが!!!!」




はあ!?教えてくれなかったのそっちじゃん!!



「じゃあ、なんで家で教えてくれなかったの!？!？」


そしたら、ここでこんな話する事もなかったし、みんなに気を遣わせることもなかったのに!!




意味わかんない……



「言っとくけど、自分の身は自分で守れます!!
ずっと跡をつけられるとか、迷惑なの!!
あんなことがあったから、してくれてるのかもしれないけど……好きでもない人とずっと一緒にいるのは嫌!!!!」