恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
わたし…また………
「ありがとう…ごめんね。
迷惑、かけちゃった」
「そんなこと気にしないでよ~。
3日間目を開けなかったのは正直焦ったけど……」
「えっ!?3日間!?」
わたしが驚くと、篤斗くんは頷いた。
そんなに……寝てたんだ………
「煌くんは………?」
「きーくんは……来てないよ……」
「そっか……」
やっぱり……もう、嫌われちゃったかな……
でも………あの手は……
あれは、夢……?
「愛依ちゃん……
あっ、あのさ、なんで倒れてたの?」
「あっ…それは多分……「愛依!!」」
誰かが、病室に入ってきて、わたしの言葉が遮られた。
病室の入り口のところを見ると、かずくんや大ちゃん、慶ちゃんだった。
「目、覚めたって聞いたけど!!」
情報早っ!!
さっきから篤斗くんが、携帯いじってたのは、そのせいか……