恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
混乱するわたし
幸せなことと悩み
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目が覚めると、隣には煌くんが眠っている。
それを確認して、煌くんの胸元に顔を埋めた。
今日も………ちゃんと隣にいた。
ホッとするとともに、不安にも襲われた。
明日は、その次の日は……ちゃんといる?
煌くんが居なかったら………
煌くんの服をぎゅっと握りしめた。
それから、おもいっきり息を吸う。
落ち着かせるために。
やっぱり落ち着くなぁ……この匂い。
同じ洗剤使ってるはずなのに……
煌くんが着ると、匂いが変わる。
何でだろ?
………………
うん!
もう、大丈夫!!
お弁当の準備しよー!