恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
たかが夢。
そう、思いたいけど………
簡単には……いかない………
だって………
わたし…………
「…はよ」
後ろから声がして振り向くと、煌くんが寝起きの顔で、立っていた。
え!?うそ!?
驚いて時計を見た。
時計の針はもうすでに7時を回っていた。
いつもだったら、お弁当作り終わって、朝ごはん作ってるのに………
ボーッとしてた………
「おはよう、煌くん。
ごめんね、まだ朝ごはんできてないんだ。ちょっと、待ってて?」
わたしは、超特急で作り始めた。
あんまり考え事はしない方がいいね。
忙しい時は、特に………
それから、15分で作り終わって、制服に着替えた煌くんと一緒にご飯を食べて、学校の準備をし、学校へと向かった。