恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
さすがに彼氏とは言えないから、濁して言った。
「家の人………?」
すると、ちあきさんは少し顔を曇らせた。
………ような気がした。
「ああ!"家"の人ね♪
大丈夫よ、気にしなくて♪」
えっ……?
気にしなくて……って…、何でわかるの?
それに、家のって強調させてなかった……?
気のせい…?
「そろそろだと思うから♪」
意味のわからないことを言うちあきさん。
もしかして………ちあきさんは……煌くんの………
「……!あ……あい!」
あれ?
気のせいかな……?
煌くんの声が聞こえてくるような………
と、思っていたら、いきなり部屋の扉が開いた。
そこから現れたのは………