恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
わたしを軽々と持ち上げられたわけだ。
それにしても……
「あ、の……ここは……どこ……………?」
広いお屋敷。
リビングも絨毯で英国風。
ソファもよく見たらすごく高そう。
こんなにのんびりくつろいでる煌くんと智秋さんを見ると…………いや……まさか……ね………?
「は?智秋、そんなことも言ってなかったのかよ……」
と、智秋さんを睨む煌くん。
「忘れてた!笑」
おどけて見せるけど、女の格好をしてない智秋さんは可愛くない。
「はあ………」
「ここは、実家だよ♪」
と、煌くんの溜め息を消すように智秋さんが教えてくれた。