恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
……………
「やっぱり……?」
「えっ!?気づいてたんだ。
そこは驚くかと思ったよ」
「いや……なんとなく……そうかなって……こういうのお約束ですよね?」
「はははは♪なるほどね」
そういえば………
「あの、お母さん達は?いないの?」
視線を智秋さんから横に向けて、煌くんに聞いてみた。
さっきからいる気配が全くない。
お手伝いさんの気配はちらほらするけど………今、出掛けているのかな?
と、予想をしていると案の定そのようで、今はまだ仕事から帰ってきてないみたいだ。
もうこんな時間なのに………
忙しいのかな……?
遅くなるまで……終わらないなんて………
どんな人なんだろう……?
お父さんは煌くんみたいにクールなのかな?
お母さんは智秋さんみたいに人なつっこいとか?