恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「女装の時は……大丈夫だった。
智秋さんの女装完璧だったから……次、女装見たとき、どうなるかわからないけど……」
「………」
聞いてきたくせに、何も言わない煌くん。
何か考えているみたいだけど………
何だったの……?
「お前……気をつけろ………」
しばらく黙り込んでいた煌くんだけど、いきなりそんなことを言い出した。
「えっ?何で?」
「危なっかしすぎる……いろいろと……」
危なっかしい……?
わたしのどこが?
「そんなことないと思うけど……」
と言うと、チラリとわたしを見た煌くん。
な、何……?
「……それなら………」