恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
そのまま……どんどん激しくなる。
「っ……ん……」
煌くんの舌が、わたしの舌を絡めとる。
目を開けていられないほど……心地いい……
煌くん……煌くん……
いつの間にか、わたしは、またベッドに横になっていた。
「愛依……いいか?」
わたしは、縦に頷いた。
煌くんの手が……唇が……優しく身体に触れる。
やっぱり……違う…あの人達と……
だって……煌くんの手は…こんなに…強くて、温かくて……優しい………
その手に触れられた、わたしの身体も熱くなる。
「き、らくん……ん……あっ」
「愛依……」
煌くんは、身体を静め……わたしの中に入った。
「大丈夫……か?」
「うん……へーき……」
それから煌くんは、ゆっくり、律動を始めた。
最初は、ゆっくり……だんだん…激しく……
「煌く、ん……き、らくん……っらくん……っ…も……だめ……」
わたしは……それからのことは覚えてない。
ただ、誰かに優しく包まれたような感覚に、陥っていた。