恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
立ち上がろうと腰を浮かしたけど、煌くんに腰を掴まれまた、座らされた。
「な、何してるの?早くしないと……」
「お前……自分の格好見てから言え」
自分の格好…?
わたしは言われた通り、自分の格好を見た。
「あっ……」
忘れてた!!
今は、シャツと下着しか着てないんだった……
ブラは……着けてる途中だし……
智秋さんに…見られた?
「何よ~今更!昨日のうち愛依ちゃんの下着姿なんかとっくに見てるんだから!
別に気にしなくていいわよ♪」
い、いや…そういうことじゃなくて……昨日と今日じゃ状況が違う……
と、考えていると、いつの間にか煌くんは、智秋さんの近くにいた。