恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



感謝…?わたしに…?
お父さん達が……?




「煌は、君と会うまでは……連絡もしないし…学校で問題は起こすし……終いには、警察沙汰も何回か…ね?」



わたしは驚いて、隣に視線を送った。
そんなこと…一度もない……
わたしが知る限り……


煌くんは、申し訳なさそうなばつの悪そうな顔。



その顔を見れば、きっと本当の事だろう。



「でも、今は、全くない。
きっと…君のおかげだ……ありがとう」



「そ、そんな…わたし……」





何もしてない…のに……



頭を下げられるなんて……




「あ、あの!顔、上げてください」











< 352 / 369 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop