恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
わたしを呼んだってことは、何かあるんだよね?
と、思ったけど……
「ない」
と、煌くんは、はっきり言う。
「え?ないの?あるから呼んだんじゃ……」
なかったの…?
「愛依がする事はないけど……俺と二人でする事ならある」
えっ?
なにそれ?共同作業ってこと?
「それ、楽しそう!なになに?」
わたしは、キラキラした目で煌くんを見つめた。
すると、鼻でフッと笑う煌くん。
えっ…なにその笑い…
「そんなに…したいか?」
「う、うん……」
「じゃあするか……昨日の夜と同じやつ……」
煌くんは、ニヤリと笑った。
き、昨日の夜……
「な、何…言ってるの…!?」
その言葉を聞くだけで、顔が熱くなる。