恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「まあ、不良は他にもたくさんいてチームがあるんだ………が、俺は、そいつらのトップだ」
それって………
「暴走族って……こと?」
「そうだ」
煌くんはそこのトップ………
「だから、一緒にいると危ねぇんだ。
それでも……いいか?」
最後は遠慮がちに聞いてきた煌くん。
不良なのに……こういうところは控えめなんだね。
「煌くんが不良でも、暴走族でも……気持ちは変わらないよ?」
煌くんの瞳を見つめ、答えた。
それは絶対だ。
「そっか」
そう、安堵したように煌くんは返事をした。
「お前のことは…ゼッテー守ってみせる。
誰にも傷つけさせない」
「ありがとう……」
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