恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
記憶喪失の女……*煌side*
ある日の夜。
女と遊び、疲れた俺はぶらぶらと歩いていた。
遊びは普通の遊びじゃない。
大人の遊びだ。
街を歩くだけで女に声を掛けられる俺は、遊び放題だ。
あー、今からどうすっかな……
「愁のとこでも行くか……」
そう呟きながら、公園の前を通り過ぎようとした時、誰かがブランコのとこに倒れていることに気がついた。
気になって近寄ると女だった。
「おい!しっかりしろ!」
俯せに倒れている女の背中を摩ってみるけど、微動だにしない。
「チッ………酔っ払いかよ………
このままもう一遊びするか………」
そんなことを呟きながら、女の体を仰向けにした。
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