恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
これからどうするのかと考えていると、煌くんは迷うことなく駐車場に向かって行く。
「煌くん……駐車場に用事?」
「ああ」
それだけ言って、スタスタと歩いて行く煌くん。
あ〜……待ってぇ〜
足の長い煌くんについていくのは大変だ。
すると今度は、自転車とかが置いてあるところに向かう煌くん。
「愛依、そこで待ってろ」
言われた通りここに待つことにした。
もしかして……自転車?
でも……煌くんに自転車って………
想像しただけで笑える。
「何笑ってんだよ、気持ちわりぃ」
「気持ち悪いって何よ!?
………ってあれ?バイク?」
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