恋する＊memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】

マンションに入り、エレベーターに乗ると迷わず、最上階のボタンを押した煌くん。




さ、最上階？




最上階ってさ……お金持ちだよね……



エレベーターは最上階につき、扉が開いた。




「ね、ねぇ……ドアが……一つしか……ないよ？」



「ああ、ねぇな」



と煌くんは淡々と答えた。


そして、一つしかないドアに鍵を挿した。



「開いてる………まさかっ！

愛依、ちょっと待ってろ……」



そう言って煌くんは慌てて中に入って行った。



開いてたの！？

まさか………泥棒！？！？


わたしはドアの前で待っていた。




しばらくして戻ってきた、煌くん。



「入っていいぞ……」














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