恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「大丈夫だったの……?」
「ああ、………でも驚くなよ」
驚くなよって………どういうこと……?
意味がわからなかったけど、頷いてお邪魔することにした。
「お邪魔します………」
「ちげぇよ」
えっ?何が?
「今日から住むんだろ……
お邪魔じゃねぇ」
今日から住む………
じゃあ……
「ただいま?」
「おかえり」
合っていたようで煌くんは笑って返事を返してくれた。
そして廊下をまっすぐ歩いて行き、一番奥の扉を開けた。
わたしも慌てて着いて行き、その部屋へと入った。
「煌くんって………一体……っ!」
何者?
って聞こうと思ったら思わず固まってしまった。
だって部屋の中に…………
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