恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「あー、……ごめんごめん。
何となくわかったよ、煌が君に惹かれた理由。
あと、依存してるのも煌だってことも」
「そうそう。
僕、てっきり愛依ちゃん?がきーくんに頼んだんだと思ってた」
二人はいろいろ話してくれたけど、あんまりわからなかった。
「ところで……お名前は?」
「まだ言ってなかったね。
俺は峰愁汰-ミネシュウタ-。愁って呼んでいいから。
で、赤色のちびが成瀬篤斗-ナルセアツト-」
と、緑さん……愁さんが教えてくれた。
「ちょっと!ちびって言わないで!もう〜、愁ちゃんはいっつも意地悪する!
愛依ちゃんも、愁ちゃんには、気をつけてね?これから、よろしく!」
「こちらこそよろしくお願いします」
わたしは頭を下げた。
すると、「律儀だね」と二人に笑われた。
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