恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「んっ……んぅ」
それに、口内を犯され吐息が漏れる。
き、煌くん……
頭が真っ白になる………
「ん……っ!!」
いきなり腰に力が入らなくなり、煌くんに倒れ込んだ。
煌くんは、そんなわたしを支えてくれた。
「い、今の……なに?」
肩で息をするわたしに対し、余裕そうな表情で答える煌くん。
「腰が抜けたんだ」
今だに腰に力が入らないわたしは、いつの間にか、煌くんの太腿に、横向きで座っていた。
「そんなに……気持ちよかったか?」
気持ち……いい?
っ////………
「し、知らないっ」
わたしは恥ずかしくて、煌くんの首筋に顔を埋めた。
「ごちそーさま」
煌くんがニヤリッと笑ったのが見なくてもわかった。
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