恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
お買い物
「愛依、出るぞ」
えっ?
「出るってどこかに行くの?」
「買い物」
買い物って………なんで?
「愛依」
考えていると、すでに玄関に向かっていた煌くんに呼ばれた。
「あ、ごめんなさい」
わたしは慌てて玄関へ向かった。
二人でマンションを出て、土地勘のわからないわたしは煌くんに着いて行った。
「どこで買い物するの?」
「駅」
そう言った煌くんは慣れたように、すたすたと歩いていく。
わたしも道覚えなきゃね。
これからそこで買い物すると思うから。
10分くらい歩くと、駅に着いた。
駅にはいろんなお店があった。
洋服屋さんとか食べ物屋さんとかたくさんあった。
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