恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
なんてことを考えていたけれど、予想もつかないことを言われた。
「は?何言ってんだ?
行くぞっつってんだろ」
「はい?」
行くぞって……え?
意味が………わからない。
「だから!お前も行くんだよ!」
「どこに?」
「俺達の学校!」
「えぇぇぇぇ!?」
「うるせぇ!」
なんで?
いつの間にそんなことになってるの?
「わたし、制服もないし、手続きもしてない!」
「制服は準備してある。
ほら」
そう言って、渡されたのは、箱に入った真新しい制服。
「手続きも大丈夫だ。
もうしてある」
うそ…………
「どうやって………」