恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
そんな考えを持ちながら、ヘルメットを被ってバイクに乗り、学校へと向かった。
バイクに乗って10分。
短い時間で学校に着き、煌くんは、駐輪場にバイクを止めた。
ここが………学校………
わたしが、想像していたものより綺麗だった。
壁は落書きだらけだと思っていたから。
まあ、少しは落書きもあるけど…………
駐輪場から校庭が見えた。
そこには、普通の高校生らしい人達と頭のカラフルな人達がいた。
バイクを降りて煌くんに連れられ、学校の校舎へ向かうと、何やらさっきから騒がしい。
それに耳を傾けると、時々煌くんの名前が聞こえてくる。
もしかして……煌くんが学校に来たから……?