恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】
「お前に対して怒ってんじゃねぇ……」
少し機嫌が悪そうに煌くんは言った。
「じゃあ……どうして……?」
怒ってるの?
「お前は気にすんな……行くぞ」
そう言うと、答えも教えてくれずにわたしの手を握り、歩き出した。
「「「「きゃー!!!いやーーー!!!!」」」」
それに対して、女の人達は叫んだ。
耳が痛い…………
もしかして……煌くんは………これが嫌なの?
そういえば、昨日の買い物の時も………きゃーきゃー言われてた時、不機嫌そうだった。
モテるのも、大変なんだね………
そっか………
わたしが、嫌ってわけじゃないのかも…………