恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】



「お前に対して怒ってんじゃねぇ……」




少し機嫌が悪そうに煌くんは言った。



「じゃあ……どうして……?」




怒ってるの?




「お前は気にすんな……行くぞ」





そう言うと、答えも教えてくれずにわたしの手を握り、歩き出した。




「「「「きゃー!!!いやーーー!!!!」」」」





それに対して、女の人達は叫んだ。



耳が痛い…………




もしかして……煌くんは………これが嫌なの?





そういえば、昨日の買い物の時も………きゃーきゃー言われてた時、不機嫌そうだった。




モテるのも、大変なんだね………




そっか………

わたしが、嫌ってわけじゃないのかも…………












< 98 / 369 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop