最愛レプリカ

その輪に入ろうとした所で、午後のチャイムが鳴り渡った。


「あ、次は日本史だね!」


朋美が雑誌を鞄に片付けながら言う。厚い教科書とノートを取り出す。

私も席に着いて教科書を準備する。

授業の前はいつも気を引き締めなければならない。
授業態度も良好、成績優秀な私で居なければいけないから。
< 14 / 113 >

この作品をシェア

pagetop