最愛レプリカ
電話
ラーメンを堪能し、オジさんを交えて雑談を楽しむ。オジさんとも随分仲良くなった。
「ちぃちゃん、こんな奴とばかり遊んでちゃ馬鹿になっちまうぞ。」
「あ〜そうかも!会うのやめようかな!」
「ひでぇよ二人とも〜!!」
オジさんはゲラゲラと笑いながら鍋の様子を窺っている。私は笑い過ぎて涙目になって津村を見た。
津村との距離も格段に近付いた。
今更だけど教育実習生が生徒の一人に構うのは良いことではない。
贔屓と見られても仕方のないことだ。
だけど津村は気にした様子もなく、私の隣で無邪気に笑っている。