クールな王子は蜜の味
…クラット来た。

・・・

「ちょっと、寧々大丈夫?」

・・・

近くにいた博美が、

私を支えてくれた。

・・・

私は力なく笑って・・・

「大丈夫だよ・・・

博美、帰ろう?」


「・・・う、うん」

・・・

私を支えながら歩き出した博美。

でも、智也の方をチラチラと見る。


・・・

「チワワ、待て」


「・・・三浦先輩」


「・・・なんだ?」


「私は・・・

ただの魔除け・・・ですよね?」



「・・・え?」


「契約は解消しましょう。

先輩に、私はもう必要じゃないみたいだから」
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