クールな王子は蜜の味
・・・そう。

すべてはあの女のせいだ。

・・・

思い悩んだ末、

考えたことは・・・

あの女をオレの傍に置き、

他の女を遠ざける魔除けにしよう。

と、いうこと。

・・・

アイツがどう思おうが関係ない。

・・・

うっとおしい女どもを、

何とか遠ざけたい、ただそれあるのみ。

・・・

今こうして目の前にいるこの女は、

怯えた目つきでオレを見てる。

・・・

その意外な反応に少し可笑しかったり、

こんな顔で見られたことが一度もないから、

なんだか変な気分だった。


「あの、三浦先輩・・・

私に何かご用でしょうか?」

丁寧な敬語だけど、

声が少し震えてる。

何がそんなに怖いのか・・・?
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