クールな王子は蜜の味
「もしかして、寧々ぴょん?」

…寧々ぴょん??

・・・

私を寧々ぴょん呼ばわりしたのは、

3人の中でも群を抜いてるイケメン、

学君・・・

・・・

「えっと・・・誰ですか?」

寧々ぴょんは、

私が小学校の時のあだ名ですが…

・・・

「オレ、白石学、寧々ぴょんだけ、

俺の事ずっと学ちゃんって、ちゃん付けしてた」


「・・・あ・・・あ~!!

いっつも違うクラスになるのに、

学ちゃんとだけは、なぜか仲良しだった・・・

あの学ちゃん?!」


「そうそう!

うわぁ、マジ嬉しい!

こんなところで会えるなんてどんだけ運命だよ?」


「フフ、運命なんて大げさ」

小学校は一緒だったけど、

中学からこの学園に行くとかで、

離れ離れになった白石学。

本当に仲良しだったから、

会えなくなるって、泣いたっけ・・・
< 147 / 180 >

この作品をシェア

pagetop