クールな王子は蜜の味
…数日後。

受験に挑んだ智也。

余裕だったようで・・・


・・・


合格発表には、

無理を言って一緒に見に行った。



「・・・あ」

「どうした、寧々?」


「先輩、あった!あったよ」

「え、どこ?」


・・・

見事、大学に合格した智也。

私は嬉しくて、

嬉しくて、何度も智也に抱きついた。



「寧々」


「・・・なんですか?」


「オレも、もう大学生になるわけだし、

そろそろやめない?」


「・・・なにを?」
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