クールな王子は蜜の味
天然な彼女は、

彼女と言う名の魔除けになった。


・・・


これで、

オレの最後の1年も、

無事に終わるかと思うと、

ホッと安堵の溜息が出た。


・・・


何でかわからないが、

寧々が傍にいるのも、

話をするのも、

自然にできた。

天然だからだろうか?

それとも女に見えないからか?

・・・

まあ、どっちにしろ、

そう言う女の方が、楽でいい。

・・・

別れ際、

オレに手を振った寧々が、

やっぱりチワワに見えて仕方がなかった。
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