クールな王子は蜜の味
・・・

いなくなった途端、

数人に囲まれた私。

な、何をされるのか、

怯えた目で見渡した。

すると・・・

「ホント、チワワみてぇ」

「智也が女の子連れてくるの、

初めて見た」


「智也のどこに惚れたの?」

・・・

質問攻めにあい、

どうしていいかわからない。

・・・

お姉様方も怖いけど、

お兄様方も、違う意味で迫力が・・

・・・

オロオロしていると・・・

「コイツ、怯えだすと

何しでかすかわかんねえから、

そっとしておいてやって」

そう言って助け舟を出してくれたのは、


「三浦先輩」

私は思わず、

智也の後ろに隠れた。

ちょっぴり震えて・・・
< 25 / 180 >

この作品をシェア

pagetop