クールな王子は蜜の味
「これから一緒に食べるなら、

三浦先輩の分も作ってきましょうか?」


「いいよ・・・

めんどくさいだろ?」



「毎朝作ってるし、

もう一つくらい増えたって、

さほど変わりませんよ?」


「・・・じゃあ、

よろしく・・・」


「はい」


…なんだかいい雰囲気。

・・・

食べ終わり、

ゆったり過ごす昼休み。

・・・

智也は寝転んで、

うたた寝を始めた。

・・・?!!

と思ったのに、

突然私の手をギュッと握る。

「せ、先輩?!」

驚く私に、

智也が無表情で呟いた。
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