クールな王子は蜜の味
・・・

制服は無事のようだ。

っていうか、

この人は…誰?

・・・

転んだ上は、

男子生徒の上だった・・・

・・・

放心状態の私。

・・・

ムクッと起き上がったのは、

世にも珍しいほどの美貌の持ち主。

・・・

「おい、そこどけ」

「・・・」


「聞いてんのか?お前?」

「エ・・へ、ア、はい。

す、すすすみません・・・」

私は慌ててそこから飛びのいた。

・・・


「…変な奴」

無表情のままそう言ったイケメンは、

立ち上がり、どこかへ消えて行った。
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