クールな王子は蜜の味
超至近距離で固まったオレ。

・・・

まだ夢うつつな寧々は、

目をこすり、優しく微笑んだ。

・・・

か・・・

可愛い・・・

そう思った瞬間、

オレは勢いよく飛び起きた。

・・・

やっぱりおれの頭はおかしい。

なんかの病気だきっと。

・・・

オレの行動がおかしかったのか、

ゆっくり起き上がった寧々は、

オレの顔を覗いた。

「三浦先輩どうしたんですか?」



「何でもない」


「そうですか?・・・あ」

携帯の時計を見て、

寧々が固まってる。


「・・・どうした?」

「5時間目の授業」

そう、もうとっくに始まってる時間。
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