クールな王子は蜜の味
・・・

分かりやすいヤツ。

「じゃあ、放課後、

玄関の所で待ってろ。

俺んちで教えてやるから」


「・・・え?!

み、三浦先輩の家で?」

目を見開いた寧々。

・・・

なんか、オレ変なこと言ったか?

・・・

魔除けになってくれてるから、

そのお礼?みたいなだけなんだけど。

・・・

「・・・イヤ?」

オレの言葉に、

寧々は必死に顔を左右に振った。

・・・

しかも、赤い顔をして…

でも、当のオレは、

そんなに深い意味がないから、

その顔がどういう意味なのか、

全く考えていなかった。
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