クールな王子は蜜の味
教室に向かった

私を待ち受けていたのは、

「寧々!久しぶり~」

そう言って勢いよく抱きついてきたのは、

小学生の頃の親友、大塚博美。

・・・

博美とは中学が別になったけど、

ずっと仲良くしている

大の仲良しさん・・・

・・・

「オレの事、忘れるなよ」

そう言って近寄ってきたのは、

博美の双子の兄、大塚博史。

・・・

「忘れるわけないよ。

ここの受験の時、超お世話になったんだから」

そう言って微笑んだ私。

・・・

博美と博史が、

スパルタ教育してくれたおかげで、

ここに入学できたのは事実。

・・・

この二人がいてくれるだけで、

ここの生活も安心できる。

だって、誰一人知らないのは、

寂しいし・・・

苛められそうだし・・・
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