クールな王子は蜜の味
・・・

「フッ…バカ」

///?!

・・・

そんな顔しないでください。

そのちょっとした笑顔が、

私の心臓をおかしくしてしまうんです。

・・・

「は、離してくダ・・サイ」

「歩けないくせに」

「・・・」

ええ、そうですとも。

・・・

腰も抜けて、

歩けそうにありません・・・が。

・・・って?!!!!

・・・

「せ、先輩、あの、そんなにギュッと

抱きしめられたら・・・

は、恥ずかしい」

真っ赤な顔で言った私の耳元で、

・・・

「お前が落ち着くまで」

優しい声で囁いた。

・・・

そんな事をされたら、

もっと腰が砕けてしまいそうです・・
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