クールな王子は蜜の味
「こ、子供パンツ・・」

なんていいぐさ!!

・・・

私のパンツは

子供パンツなんかじゃな~い!!

・・・

そう思う私をよそに、

体育館中は、笑いに包まれていた。

・・・最悪。

・・・

『静かにしなさい・・・

三浦君、早く挨拶を』

・・・

先生の声に、

咳ばらいをした三浦と呼ばれる生徒は、

挨拶を始めた。

・・・

入学式に、赤っ恥をかいた私は、

その後、しばらくは、

同級生からも、先輩からも、

先生にまで、子供パンツという、

厄介なあだ名で呼ばれる羽目に・・・

・・・

誰か、私の

楽しい高校ライフを返して・・・

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