クールな王子は蜜の味
「寧々が悪いのよ?

あんなところで大声出すから」

・・・

毎日のように、

博美に言われる私。


「にしても、

あれは酷過ぎだろう?

いくら3年で優秀生徒、

尚且つイケメンのモテ男でも、

オレの寧々にあんないい方はねえ」

・・・

そう言ってくれてるのは、

もちろん博史。

・・・

「ありがとう、そう言ってくれるのは、

博史だけだよ~」

私は、半泣きで言う。


・・・

「ところで博史、

いつからアンタの寧々になったの?」

博美は博史の肩を叩いた。

・・・

「小学校の時からずっと?」

そう平然と答える博史。

・・・

「寧々は、私のだからね?」

博美は私を抱きしめた。
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