アカイ花†Vermilion Flower

「なんか・・・

 疲れた・・・」


私の髪がボサボサになるくらい激しく私の頭を撫でてくれる、貴方。


「しっかりしろよ
 
 お前は俺が好きだろう?」


強い声で、浅緋はそう私に問いただした。


「何?」

「好きなのか嫌いなのか
 どっちだ?」

「好きか、嫌いか

 そんなの決まってる

 もちろん、好きよ

 好きで好きで堪んない」

「じゃあ、つべこべ言わずに
 お前は俺だけのものに
 なればいい

 それがこんな小さい頃からの
 お前の望みなんだろう?」


『おまえが大きくなっても
 まだ俺の事が好きなら
 その時は結婚してやる』
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