アカイ花†Vermilion Flower
「リコ
今日は、このまま一緒に居よう
俺の部屋に、帰ろう?」
一緒に・・・ドキドキドキ
高鳴る胸・・・
どうしよう、浅緋の言葉、ものすごーく嬉しい。
「うん、一緒に帰ろう
だけど、アサヒの部屋に行くのは
ママが帰って来てからでもいい?
レイが心配だから・・・」
「ああ、構わない
帰ろう
・・・
途中でレイを拾おう」
「うん」
浅緋が、レイよりも私を必要だと言ってくれたようで嬉しかった私は、後部座席、泣き顔を長い髪で隠すレイの事を見ないまま、アカイ花のことを話してた。
それからの私は、私の想いのままに行動することにした。