「神」は私の全てだった……
あたし達が歌い終わると、みんなから
大きな拍手をもらった。

ステージから降りて、生徒会室へと、
足を進める。






~***~***~***~***~***~

「いやぁ~!楽しかったぁ~♪」

部屋に入るなり百合はそう言った。

「途中で飛んでたよね?百合。」

「だってぇ~、ノリノリに
 なっちゃったんだもん!」

そう言って少し照れながら
ソッポを向く百合。

「はいはい…。」

「って、そう言う未南だってウィンク
 してたじゃん!」

「未南の衣装、sexyなくせにそんな
 ことやっちゃったら………。」

「あれ?あたしも見てたけど、未南、
 投げkissもしてたよね?」

う¨………。

「…………気のせいです。」

「「絶対に嘘だぁぁあ~!!!」」

「…あたしも人のこと言えないね?」

「「そうそう!」」

そんな会話をしてるとノックが
聞こえた。

コンコンッ

「「「はーいッ!」」」

ガチャッ

「失礼します。3人供、お疲れ様。
 ……これから生徒会長が来るから
 急いだ方がいいよ?」

沢田くんはそう言って
爽やかスマイルをした。

(嘘臭い笑い……)

葵も同じことを思ったのか、眉を
潜め、ジッと沢田くんを見ていた。


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