「神」は私の全てだった……
可哀相な未南。
未南に好意を寄せている人は
沢山いる。

でも、5割は身体狙い。
3割は地位狙い。
残りの2割が好き。


一般的に好きが少なすぎる。
それに、未南は1回地位狙いの男に
捕まって危ないとこだった。


そういうのを阻止したり、守ったり
するのがあたし達の役目。



コンコンッ

ノックの音がし、未南は外しかけた
仮面をまた被り直す。


「誰~~?」

「…………………。」

「あぁ。アンタか?入りなよ!」

誰だよ!!!!
何も言ってないよね!!!?
無言だったよね!!!!?

ガチャッ

そんなことを考えてると、
ドアが開いた。

いったい誰だろう?

「………先輩。」

「あ、虎くん?」

「はい。…………こちらの方は?」

「ん~?あぁ……。使える人!」

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