「神」は私の全てだった……
偽り ~声~
「おはよー♪未南♪<ミナ>」
友達の百合<ユリ>が抱き付きながら
そう言ってきた。
あたしはハッとして¨声¨を出した。
(友達と言ってもうわべだけだけど…)
「おはよ。……それ、この前買った
オソロのゴムだよね?」
「そうそう♪よく気付いたね~?」
(それくらい気付かなくてどうする。)
「……あたしもそれ、着けてくれば
よかったかな?」
(こう言えば単純な百合のことだ。
すぐに嬉しがる…。)
「そうだね?着けてくれば本物の
オソロだったのに……。」
あたしの予想通りの言葉が返ってきて
少し満足感があった。
フッと飾ってあるデジタル時計を
見ると、【7:57】とそこには
記されていた。
(あと3分で栄籐先生が来る……)
とそこに学<マナブ>が通りかかった。
「学!これお願い!」
いきなり渡されたリュックに
戸惑う学。
「えっ!?えっちょっ!!!?」
「着替え。全校朝礼、あと
2分後でしょ?」
「まぁ…、そうだけど?」
学が返事をすると同時にあたしは
百合の腕を掴んで走り出した。
「それ~全部やってくれたら、
明日の体育の盾になって
あげるから~!!!!」
あたしはそう言って学に手を振る。
(確か明日の体育はドッヂボール。
学が唯一苦手な競技だ。)
「卑怯だねぇ~?」
百合はそう言って呆れたように
溜め息を吐いた。
(あんたよりは卑怯なんかじゃない。)
心の隅でそう悪態付きながら
生徒会室に足を進めた。
友達の百合<ユリ>が抱き付きながら
そう言ってきた。
あたしはハッとして¨声¨を出した。
(友達と言ってもうわべだけだけど…)
「おはよ。……それ、この前買った
オソロのゴムだよね?」
「そうそう♪よく気付いたね~?」
(それくらい気付かなくてどうする。)
「……あたしもそれ、着けてくれば
よかったかな?」
(こう言えば単純な百合のことだ。
すぐに嬉しがる…。)
「そうだね?着けてくれば本物の
オソロだったのに……。」
あたしの予想通りの言葉が返ってきて
少し満足感があった。
フッと飾ってあるデジタル時計を
見ると、【7:57】とそこには
記されていた。
(あと3分で栄籐先生が来る……)
とそこに学<マナブ>が通りかかった。
「学!これお願い!」
いきなり渡されたリュックに
戸惑う学。
「えっ!?えっちょっ!!!?」
「着替え。全校朝礼、あと
2分後でしょ?」
「まぁ…、そうだけど?」
学が返事をすると同時にあたしは
百合の腕を掴んで走り出した。
「それ~全部やってくれたら、
明日の体育の盾になって
あげるから~!!!!」
あたしはそう言って学に手を振る。
(確か明日の体育はドッヂボール。
学が唯一苦手な競技だ。)
「卑怯だねぇ~?」
百合はそう言って呆れたように
溜め息を吐いた。
(あんたよりは卑怯なんかじゃない。)
心の隅でそう悪態付きながら
生徒会室に足を進めた。