女の子なのに女の子が好きになってしまった。
初めまして?
学校は徒歩5分
でも,のんびり寝ているなんて許されない。


―――だって,私は可愛いから――


6時に起きて,お風呂に入る。
自慢の腰まである綺麗な髪を,丁寧に乾かす。
薄くメイクして,髪をツインテールにして
前髪を整えて。

「うん。今日も可愛い♪」

鏡で新しい制服を,着ている自分を眺める。
「高校生の制服も似合う!」

『秋ぃー?遅れんでー。』
「分かってるよ!まーまー!」


鞄を持って
もう一度鏡で確認。

「よし。いってきます,秋。」
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