年上の彼と甘めの同棲生活



あーあ、でも学校は行きたくないかも……。



「あれ?」


「なに?」



私たち、なんで玄関にいるんだっけ?


学校に、行くためだよね?

ローファー履いてるし、カバン……は足元におとしてるけど持ってきてる。




「ね、ねぇ?今、何時……?」




嘘でしょ。


待って。


もしかして。




「7時45分、かな?」


「……デスヨネ」




うん。

私が乗らなきゃいけない電車、もう行っちゃった。

ちょうど今この瞬間、7時45分に出発しちゃった。



「遅刻した……」



呆然と立ち尽くす私。



「電車行っちゃった?」






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