裏・表彼氏

私は桜とくだらない話をしていたらいつの間にか授業が始まる時間になっていた。
「やば！そろそろ席付かなきゃ！」
そう言って桜は焦りながら自分の席に着いた。
あっという間に午前の授業は終わって今は昼食の時間、私は桜と一緒に屋上でご飯を食べていた。「そういえば桜、最近彼氏と仲良くしてる？」
「うん！今はすごくﾗﾌﾞﾗﾌﾞだよ！あの時はありがとう。」
桜の言うあの時とはつい一週間ぐらい前のことだ。
桜がいきなり家にやってきて
「浮気されてるかもしれない」と泣きながら相談してきたのだ。
私は桜から事情を聞くと今日は用事があって会えないと言っていた彼氏が知らない女とアクセサリーショップに入って入ったのを見てしまったらしい。
そこで私は桜の彼氏にメールでその日のことを聞いてみると、桜の言っていた知らない女とは彼氏のおねぇちゃんで桜の誕生日プレゼントを決めるのに協力してもらっていただけらしいのだ。