嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い

絶句! 敦子の部屋は…

 私は敦子が残業で遅くなる日を見計らって、自宅を訪れた。

 敦子の自宅訪問は本人には内緒だし、訪問時間などは武司君との事前の打ち合わせで決めていた。

 部屋の合鍵は武司君も持っているから、難なくウチへ上がる事は出来る。

 2年ぶりの自宅訪問。

 敦子には内緒での訪問なんて気が引けちゃうけど、武司君の誘いだし別に心配は無いと思う。

 まあ、それはそれは良いけどね。

 問題なのが…

「うわー! な、なーにコレ!?」

 目の前の凄まじい光景に私は思わず絶句し、足がすくんでしまった。

 敦子は都内の新しいアパートで1人住まい。

 2LDKの洒落た部屋を借りていた。

 交通の便も良く、周りの環境も良かったのでココに決めていたのだった。

 家賃もまあまあのお手頃価格だったのも、好条件だったし。

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