嫌い嫌い! 大ッ嫌い! 変わらぬ思い
「姉さんがウチん中を片付けられないから! 俺は心配して志田姉さんに見てもらったんだよ! どーしたらキレイにする事が出来るかって、相談しようと思ってね!」

 武司君は私に相談をしたいと思って、敦子の部屋の状況を見させたのだった。

 男性との交際が上手く行かなくて落ち込んでしまい、家事をする気力が失せた。

 掃除さえもする気が失せたから、必然的にウチの中は汚れてしまいゴミの量も増えてしまった。

 武司君は今の生活環境を何とか改善しようと私に相談を持ちかけたのだ。

「家の中がどうだろうと、私の勝手でしょー!? 放っといて!」

「バカヤロー! こんな状態を見て放っておけるかー!」

「アンタは何も心配しなくてもイイの! 私は私なりに色々と考えが有るんだから!」

「実際は何も考えちゃいねーだろ!?」

「うるさーい!」

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